実録!マセラティ グランスポーツのリアル② 〜購入後2年、走行8000km〜


輸入車、特にマセラティなどに乗っていると必ず聞かれる維持費。

ここ数ヶ月でも、何人かの知人から質問を受けたので、普通の人がマセラティに乗っていて現実はどうなの?


壊れないの?


そんな声に偽りなくお答えしていく、第2弾!


第一弾:実録!マセラティ グランスポーツのリアル① 〜維持費〜



整備・修理したこと


今回の期間で行ったことは、

・効きの甘いサイドブレーキの調整

・シートバックのベタベタ塗装跡をなおす

・ついでに唯一残っていたリアピラーエアコン口のベタベタ除去

の3つ!


サイドブレーキの効きが弱すぎる!


これは、購入前にはなから分かっていたことではあるものの、さすがに坂道駐車で動くのは困るので分解調整してもらった。


施工はいつもの「ミラコラーレ」。

この世代のサイドブレーキは、デフォルトでそもそも効きが弱いのだが、サイドの「効きしろ」が少ないのは調整できる。


じつは、調整はかなり難しいらしく、近場の有名カーショップに依頼したら、出来ません、との回答。

なんでも、バラしたら組み上げられないんだとか。


まじか。


工賃高くなるかな〜と、ドキドキでした。


ミラコでの調整後は、サイドの効き始めがだいぶ早くなり、引ききらずに効くようになった。


こういう不具合は国産やドイツ車には少ないようで、イタリアンだなぁ〜と感じるところ(笑)


工賃¥12000でした。

安い!自分でやるなら3万は欲しいな(笑)



シートバックのベタベタ修理跡を除去!




ヨーロッパ車によく見られる、内装品のベタつき。

これはパーツに使われる化粧塗装の成分、ゴム塗膜塗装や、プロテイン塗装といわれる樹脂塗料が劣化して起こる。


車両の保管状態にもよるが、雨ざらしや、湿度の高い場所で保管している場合、劣化が早まる。

日本で保管されている車両では、多くのインテリアパーツが、3〜5年でベタベタし始めるのだ。


1度ベタベタが始まると拭いても取れないので厄介もの。


実はアルコールで除去出来るのだが、僕の車の場合、前オーナーが謎の塗料を上から塗っており、シートバックの塗装一部がひび割れてしまっている。





僕はガレージ保管で、除湿もしているものの、悪化しないとも限らないし、このままでも困るので補修の相談をしたところ、ミラコラーレさんから、僕の車のインテリア設定なら「シートベースの色がブルーグレー」で美しいから、いっそのこと塗装を剥いでしまったら?と頂いた。


どのみに再塗装には今の塗装を剥がさないとならない。なので、オリジナル感も出そうなため、今回はミラコラーレの提案を実行してもらった。


結果は…


このとおり!




内装カラーと相まってかなりオシャレ

触り心地もいい!

なんか元からこの状態で販売して良かったのではないでしょうか、マセラティさん?


なお、シートバックとピラー吹き出し口以外の箇所はもともとディーラーが対策済み。


ピラー吹き出し口も、併せて施工してくれました。国産車と違い、ネジ穴とかをスゴいところに隠してあるので、内装バラして組み直すのが大変だそう。



ちなみに、女性店員さんが2日かけて地道に施工してくれたんだそう。

感涙!


これも工賃のみ、一脚¥25000、二脚やってもらって¥50000。

丁寧にやってもらったので満足!


今回のまとめ


この半年間、特に不具合が無かったので、ドライバーが気になる点を改善してもらった。

特に内装は見える分気になり続けるので、値段以上の効果があったように思う。


自分で直そうと思ったりしたが、仕事であまり時間も取れないし、時間をそれに使うと逆に「運転する時間」が削られるので、結果的にショップに頼んでよかった。


次は、最近使い始めたOBDスキャナーが意外と便利だったので、雑感を記事にしてみたい。

1年点検が先かな?


文:sion

人気の投稿