車いじりは楽しい! 〜マセラティ編①〜
実はどこをどういじったら良いかよくわからない方が意外と多いようで、自分でやってみたくても一歩踏み出せない…という話を良く聞きます。
そんな悩みのお役に立てればと思い、まとめてみました。
マセラティで書いていますが、他車でも原則は同じです。
※マセラティにお乗りの方には特に参考になるかもしれません。
今回は基本のキ、この2つです。
- ジャッキアップ
- エンジンオイル交換
1. ジャッキアップ
自分で作業するNo.1のタイヤ外しなんかもジャッキアップしなければできません。
今回紹介するオイル交換でも、オイルを抜くのにジャッキアップが必要です。
そこで、自宅のガレージジャッキを使ってジャッキアップをする時、意外と注意しなければならないことがあります。
特に、車種それぞれの特徴を知らないで盲目的にジャッキアップしてしまうと、間違った方法だった場合に最悪車体構造に損傷を与え走行不能になってしまう場合があります。
マセラティのジャッキアップポイントは、国産車のようにフロントセンターとリアセンターにはありません。
ヨーロッパ車に多いですが、指定ジャッキアップポイントはサイドシル部の左右に二箇所ずつです。
今回はオイルを交換する為エンジン下にアクセスしたいので、ジャッキを2つ使い、前部側の左右ジャッキアップポイントにかけ、フロントを上げました。
いつもの電動ジャッキ!
実は油圧フロアジャッキのように「レバー」が無いのでせまいところでも使えるスグレモノ!
参考:カーメンテナンス必須級!? 電動フロアジャッキを使ってみた
ジャッキアップポイントは、車種ごとに取説に記載されているので、確認してみてください。
裏技的に、サスペンションメンバーなど強度の高い部位で上げることも可能な場合がありますが、余程そのクルマに詳しくない限り止めといたほうがいいでしょう。
フレームだから上げていい、というわけでもないのです。
知り合いで、リアサブメンバーのデフマウントでジャッキアップして、マウントごと潰したり、あろうことかオイルパンでジャッキアップして走行不能になった人がいます…
2. オイル交換
今回は、前回交換してから3,000kmで交換です。(ちなみに前回はディーラーで交換しました。
準備したのはジャッキアップした愛車と、愛用の『エーモン ポイパック』、それからオイル『シェルヒリックス ウルトラ 5w-40』。
純正指定のものをAmazonで購入。
使用工具は22のソケットレンチ、六角レンチ。
ポイパックは開けてから、こんな感じに中の袋を広げて箱のタブに掛けておきます。
油吸収剤も吸収しやすいようにほぐします。
マセラティのこのモデルは、レーシーな『ドライサンプ』潤滑で、オイルパンとは別にオイルタンクがあり、ポンプで送油して強制潤滑します。
オイルを全てリフレッシュしようとしたらこのオイルタンクのオイルも抜くのを忘れてはいけません。
オイルのドレンプラグは、右フロント下部のここにあります。
ゴムカバーを手で外してドレンプラグを緩めますが、アンダーパネルは外したほうがいいでしょう。
外さずに出来なくはないですが、カバーに油が多少なりとも垂れます。今回は5Lくらい抜けました。
ちなみに、このクルマ、オイル消費が多め、ブローバイも多めでオイルが汚れやすいです。。
交換後、4000kmを目安に交換した方がよさそう。
メインのオイルタンクの他に、エンジンブロックに小さなオイルパン?が付いていてここからも抜きます。
ここもアンダーパネルを外してから、六角レンチでこのドレンプラグを外します。
ちなみにセンサーが近接しているので、僕は漏斗を使いました。センサーを外してもよいですが、手間がかかります。
結構長く出てきて、2〜3Lくらい抜けたようです。
新品オイルは、エンジンルーム右カバーを外してこちらのオイルフィラーキャップから投入します。
ここも漏斗が大活躍!
すぐ横のオイルレベルゲージで量を確認しながら、今回は約7.5L入れました。
各部復旧後、クルマを地上に降ろして、暖機運転をし、ドレンプラグからオイル漏れがないか、油量に極端な変化は無いか確認して終了!あんまりマセラティでセルフオイル交換している方がいないようなので、やってみました。
オイルをネットで買えれば安く済むので、興味ある方は参考にしてください。